脳疲労



脳疲労とは
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■脳疲労の負担


 苦難の中にありながら、仕事や試験、試合などのあらゆる課題を達成するためには、どのようにすればいいのだろうか。「こうすれば誰でも達成することができます」と言えるようなものを作ってみたいと思う。


 試験など、ある目的に向けて学習する際に、目の前の課題に対して「集中できない状態」になることがある。例えば試験勉強の際に勉強の内容がなかなか頭に入ってこないことがある。これは集中できない状態である。「集中できない状態」とは目に見える評価としては試験に向かうべき時間なのであるが勉強が進まない状態である。いろいろと他のことが頭の中を過ったりすることもあり、これを「邪念が振り払えない」などと表現をすることもある。その点も無理なく解決する方法を確立したいと思う。

 検討した結果、「脳疲労」という言葉に行きついた。目の前の課題に集中することができない要因は「脳疲労」にあると考える。「脳疲労」とは、つまり、ストレスである。ストレスの中には、身体的なストレスもある。しかし、今回は脳に対するストレスを脳疲労として扱うこととする。脳疲労がない中では、必要があるならば誰でも自然と学習できるはずであると考えられる。脳疲労をなくすことができれば、必要性のあるどんな学力試験も達成できるはずであると考える。

 例えば今にも沈没しそうな船の上で、ゆらゆらと揺れながら、内容の分かりづらいテキストで勉強していたとしたならば、誰でも成績を伸ばすことはできず、試験などの課題を達成することができないはずである。これは脳にとってより重要な課題となっている他の要因によって、勉強に対する集中を許さない状態であると考えられる。自身のパフォーマンスを最大にするために行う無意識の脳活動の中により優先したい課題が存在するにもかかわらず、意識的に試験勉強をしようとすることによって、その両者が脳内で戦いとなってしまう状態である。これでは全く学習内容が頭に入らず、必要な情報処理を満足に行うことができない。

 ならば、その無意識の部分の要因を意識的に認知し、それらを網羅的に把握することによって、その思考が意識的に行おうとしている課題の情報処理を行うための邪魔にならないように予め処理し、スムーズに解決していく方法を導くことができるはずである。


 では、この事例で試験勉強をする以前に解決しなくてはならないものとは何であろうか。この事例では、


① 慣れない船の上という場所(想定疲労)で、

② 沈没しそうだという危険な状態が発生し(危険疲労)、

③ 酔うなど体調不良を抱えて(過刺激疲労)、

④ 分かりづらいテキストで情報に混乱している(認識疲労)。


 これは、極めて脳疲労が高い状態であり、パフォーマンスが伸びないはずである。この状況で最初の課題となるものは、その船から降りるために地上へたどり着くように努めることだろう。


 このように、脳の情報処理のパフォーマンスを保つためには、何かをしようと意識的に行うこと以前に、前提として整えなくてはならないものがあるはずである。試験など自らの課題を達成するために必要な行動をする以前に解決しなくてはいけない様々な問題を抱えているはずである。それを詳しく分析して解決することで脳のパフォーマンスを高め、必要な結果を出す可能性を高めることができるはずである。そのような前提をしっかりと整えることができたならば、目に見える評価としても試験に向かうべき時間に自然と勉強が進むものであると考えられる。


 そこで脳疲労を引き起こす原因はどのようなものがあるか考えてみたいと思う。


 ①情報がバラバラと混在した要約されていない資料を見ていると脳疲労を起こしてしまうだろう。この脳疲労を解決するためには、しっかりとまとめられ整理された情報であるならば脳疲労は少なくすることができるはずである。

 他には、②安全が確保されていない環境下では、危険に対して常に緊張感をもってしまうため、脳疲労が高くなってしまうだろう。この脳疲労を解決するためには、環境の安全が確保されることで脳疲労を少なくすることができるはずである。


 話を生活に戻すと、生活レベルでは良質な状況や環境となるものは人それぞれに違っている。その人その人の生活の中で、その人の感じる様々な障壁やハードルがあるはずである。そのように、起きうるあらゆる脳疲労の原因を網羅的に把握し、すべて解決することができたならば、自然と必要な学習内容は頭に入るはずである。ではその人自身にとって最適なものをいかにして明確に把握し、手に入れることができるだろうか。脳疲労は個々人の生活上で常に複合的な要因によって起きるものであるため、その対策は複合的に行っていく必要があると考えられる。事態が深刻になり脳疲労が高くなればなるほど、それらの要因をより細分化して考え、環境と疲労の因果関係の程度を証明していく必要があるだろう。すると課題達成のために障壁になっている物事を改善していく道筋が明確に見えてくるはずである。負担は軽減され、必要な課題達成に向け、その人自身の方法で最大のパフォーマンスを出し続けられる環境を整えることができるはずである。


 しかし職種や組織、個人の生き方や時期によって、脳疲労回避の手法のバランスは異なるものである。そのため環境下で私たち自身が感じている脳疲労を刺激に鈍感な人や高いパフォーマンスを出すために自分と同じように能力の限界まで出し切って物事に取り組んでいない他者には理解してもらうことが難しい。その人達にとっては私たちの脳疲労の原因となる物事に関して、同じように感じられる因果関係の下で問題性を感じてもらうことができないからである。そのまま他者に自分は現在どのような脳疲労を防ぐ必要があるのかを説明し理解されていないと、不利益な命令を強いられたり、最適でない支援を提供されたりと不都合が多いことがある。このように脳疲労を引き起こす要因を他者にも正確に理解してもらうことができない場合、自身の状況や組織運営の現状に応じた最適な解決策をどのように取り入れていくことができるだろうか。取り入れる際にはどのようにすれば他者からも理解してもらうことができるだろうか。


 一つの解決の方法として、「脳疲労指数」を確立させることができれば望ましいと思われる。その無意識の内容も試験勉強で取り組むべき一つの要素として明確に認識し、その課題を解決することの必要性に公示性を持たせたならば、上司や周囲の人に自身の置かれている状況を理解してもらうことができるはずである。この概念を理解することで学習不良の時や仕事で課題を達成する際に、自分の状況を他人にも明確に理解してもらうことができるはずである。客観的に自分の置かれている状況と脳疲労を他人にも示すことができ、学力格差問題などに苦しむ人や、努力しているのにも関わらず結果が出ないために他人にサボっていると勘違いされてしまう理不尽な思いをする人もなくすことができると考えられる。 あらゆる分野についての脳疲労指数が確立すれば、経営効率や経済効率のデータに加えて、構成員の脳疲労を分かりやすく示すことができ、他者に参考にしながら理解してもらうことができるだろう。脳疲労指数が確立したならば、他者と引き受ける仕事の負担を分け合うためのより正当性や妥当性の高い判断を行うことが可能となるだろう。すると負担の軽減や協力の要請をしやすくなると思われる。


 そのような形で他者や組織、社会の人々との間で負担を分け合うことができたならば、特定の人や組織に負担が集中してしまうことのない社会を実現していくことができるはずである。すると結果的に自身の生産的な活動に専念できるはずである。自身の課題達成にとっても有利な結果を導けるはずである。それはより良い共生社会づくりにも貢献できるはずである。


 脳疲労の概念が社会的に普及すると下記のような効果を期待することができる。


◇ 学歴格差問題の裏にある学力格差などの問題の根本原因も解明することができると思われる。

◇ 努力しても結果が現れない境遇にいる人や、会社の上司や社会、周囲の人々から自身の置かれている苦しい状況を適切に理解してもらうことができずに理不尽にも追い込まれてしまう人などを減らすことができると思われる。

◇ 脳疲労の評価がよりきめ細かく確立することは、一人ひとりの身体的な個体差や異なる環境による脳疲労の違いに対して、適切に対応していくことが可能となるはずである。それは人権思想の平等概念をよりきめ細かく保障することができるはずである。

◇ 人々の間にある課題達成にかかる労力格差をよりいっそう軽減することができるはずである。

◇ より生きやすくゆとりある社会環境を実現し、様々な違いによって理不尽な状態に追い込まれてしまう人を減らしていくことができるはずである。


 脳疲労の概念が確立された脳に負担のない魅力ある環境は、人類の満足度を高めることができると考えられる。


 脳疲労を理解する目的は脳疲労の要因を明確に理解することで自己や組織のパフォーマンスを限りなく高い状態に保つことである。目的が達成されれば結果として、必要な試験には受かるはずである。また、組織の負担が軽減されるはずである。これらは、より楽に生きられることに繋がるはずである。


 脳疲労を解決する手段としては、脳疲労を回避させた、脳疲労を回復させることである。その具体的な手段については、後に詳しく検討する。

 

 


脳疲労の解決
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■脳疲労


 課題を達成する際や、生命体の心にとってより良い価値を生み出す過程において、脳へのストレスや負担が少ないことは有益である。脳疲労が少ないことは、身体機能や思考機能を高いパフォーマンスで発揮するためにも重要なことであるだろう。また、身体や脳に負担のない物やサービスをつくり出した方が、生命体にとって「価値がある」と認められることは多いであろう。脳への疲労が少ないことは、物事や世界に対してより良い価値を感じ続けることができるベースとなるだろう。そのため、人々にとって価値あり続ける物事や世界をつくるためにも、脳への負担やストレスのある状態を「脳疲労」として理解しておくことは大切であると考えられる。では、脳の疲労の起こる原因について分析してみよう。



■脳疲労の発生原因


 脳疲労の原因には次の4つがあると考えられる。


認識疲労(処理疲労) … 物事を認識した時の情報処理の疲労である。読み取りにくい文章資料を見ている時や、内容の整理されていない話を聞いたときなどに感じる疲労などがある。ごちゃごちゃしており、なかなか理解することのできない情報に触れているときに感じることがある。


想定疲労(緊張疲労) … 慣れないことに対して物事について想定し続けるために感じる疲労である。何かを初めて経験をする際や未知の問題に関わる際に、その物事がどのようにが進むのか脳内で様々に想定し続けるために起こる疲労などがある。新生活など新しい環境に変わったときなどに経験しやすい疲労である。


不安疲労(危険疲労) … 不安を抱えた時や、身の安全の確保されていない環境で感じる疲労である。危険な状況に対応するために備え続けるためにも起きてしまう疲労である。いつ襲ってくるかわからない恐怖が切迫している時に感じやすいと考えられる。
(これって、「緊張疲労」とも言えるような内容だが、より適切な表現はないだろうか。)


過刺激疲労(慢性疲労) … 不快で過剰な刺激を継続的に受けているときに起きる疲労などである。音声ノイズの雑音を聴き続けたり、身体的な怪我の痛みを継続的に感じる際などに起きる脳の疲労である。周囲の雑音があって集中力が低下してしまったり、体調不良や身体的な痛みによって集中力が低下することなどがこれにあたる。また、長時間緊張感をもって集中力を保ち続けたため、疲労感が高すぎて脳が疲労している状態も含まれる。

これらの脳疲労要素をすべて解決すれば、勉強や試験の学習に集中して取り組むことができると考えられる。すると必要な試験はすべて突破できるはずである。また組織運営においては、構成員の抱えている脳疲労を十分に解決することで仕事のパフォーマンスを高く保つことができ、スムーズな運営が可能となるはずである。ストレスのない魅力的な組織づくりを行うことができると思われる。では次にそれを実現していくための脳疲労を解決する方法について考えてみよう。



■脳疲労の解決


 脳が疲労することは、必要に感じている学習を妨げ、目に見える結果を出すことが難しい。なるべく脳疲労を軽減し、パフォーマンスを最大限に引き出していきたい。脳疲労を解決する方法を検討してみる。


認識疲労(処理疲労)の解決には
・整理整頓された環境をつくる
・無駄のないデザインや、ごみごみしていない学習空間を選択する
・理解しやすいテキストを選択する
・最適な言葉遣いや語彙を使えるように取組み、意思伝達を円滑にする
・意図や内容の伝わりやすい言語を使用する(言語によって伝わりやすい概念があるらしい)
・よく整理された良質なテキストを使用する
・分かりやすい例示による概念理解の容易なものを選択する
・合理的美しさがあるものを選択する
・需要や自分のレベルにあったものを選択する
・理解力が高くなってからその情報に接すると、疲労なく読み取れるかもしれない
など


緊張疲労(想定疲労)の解決には
・ステップを踏んだ内容の学習をする(急に難しい内容などは脳疲労の原因になりやすいと考えられる)
・良質な信頼できる指導者を味方につけ、きめ細かい対応で不要な緊張感を取り除けるようにする
・慣れた学習教材や文房具を使う
・集団の文化圏や生活環境へ慣れるように促し、初めてのことにいちいち緊張しないようにする
・好きなものや得意分野で生きていける道を選択する
・慣れた場所のホームグラウンド効果を利用する
・心理状態にフィットする表現物や環境を選択する
・組織運営では適材適所にする
・満足に情報が提供される
・自分の認識処理に適切なテンポで学習する
など


危険疲労(不安疲労)の解決には
・安心できる環境をつくりだす
・たとえだまされていたとしても、安心をもたらす励ましなどが気持ちの緊張の緩和に有効なことがある
・宗教が与えることがある妙な安心感も、気を休めて危険疲労を減少させる効果を使っている場合があると考えられる
・人間関係などでは危険人物に近寄らない方法がある
・セキュリティの強い住宅や職場にする
・SPやボディーガードを付ける
・危機対応力の高い強力なサポーターを味方に付ける(家庭では強い両親、職場では弁護士や退職警察官を雇うなど)
・不信感がなく、信頼できる人や物事、制度を選ぶ
など


過刺激疲労(慢性疲労)の解決には
・筋肉痛や病気、怪我などの身体的疲労を軽減する
・悩み事を減らせるように、精神的疲労を軽減する
・雑音のしない家電を選択する
・雑音のしない住環境を選択する
・肌触りが固く、気持ちの硬直する環境を減らす(コンクリートや金属より、木の温かみある住環境や家具を選択するなど)
・長時間座っていても疲れない椅子を選択する
・目が疲れないように光の照度を調節する
・人口工学的に良い選択をする
・目のチカチカするような強い刺激の色合いを取り除く
・身体生理機能(食欲などの生理的欲求)を十分に満たし、身体的ストレスのない状態にする
など



■脳疲労を軽減できるもの


 学習する際や組織運営を行う中で、これらの脳疲労を起こしにくくするために有利なものも知っておきたいと思う。


(知名度・ブランド力)… 社会的な認知度が高いために、対人的、対組織的に企画や話がよく通じるために有利な状態
(優位性)… 政治的な優位性、所属集団の優位性、自己経験的な人間関係の優位性により、他者と付き合っていく上で疲労が少ない状態
(正統性)… 正統性による対社会との関係性の疲労が低い状態
(正当性)… 法秩序関係の潔白さによりトラブルに巻き込まれない疲労の低い状態
(倫理的)… 誰も他者に被害を与えたり損失を被ったりしないなどの、道徳や倫理観に沿った安心感のある状態
(洗練された制度)… 制度疲労が少なく、問題が起きにくい組織に所属する疲労の低い状態
(有益性)… 学習の必要性や組織目的の意味を知っており、有益であると確信がある状態
(将来性)… 将来の有用性や幸福追求に向かっているという希望がある状態
(貢献性)… 自他共に利益となる結果を生むような学習であり、組織的貢献が期待できる状態
(発展性)… 経験したことをステップにできる道を選べる状態
(タイミング)… 課題に取り組む際に、取り組む準備や気持ちが整っている状態
(シンクロ)… やりたいこと(感情)とやるべきこと(理性)が一致したタイミングで課題に取り組める状態
(対価)… 満足な対価を得られるなど、金銭的なゆとりがある状態
(対応力)… 常識を解した上で例外に対応できる能力がある状態
(家庭環境)… 家族がいるなら良好な家庭環境である状態
(価値環境)… 同じ価値観を持つ人と集える環境である状態
(共通言語)… 母国語が同じであることや専門用語に関して共通した理解のベースがあるなどのために話が通じやすい状態
(対人障壁の少なさ)… 学習分野が同じで境遇を解してもらえる人や、共通する世界観を理解しあえる人と交流できる状態
(余裕)… 焦って急ぐなどの無理をする必要がない状態
(許容性)… 失敗やミスをカバーできるゆとりがある状態
(保険)… 損失が起きた時に無理なく補てんできる安心感がある状態
(社会秩序)… 所属国家や社会が安定している状態
など



脳疲労状態と回復

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■脳疲労状態の分類


 いくら気をつけても情報処理をすれば脳は疲労する。物事を処理し、解決しようと考え続けていく中で、人間の脳に過剰な負担がかかった状態を考えてみる。それら脳疲労の状態を自己監視できれば、学習に最適な状態へと自身でコントロールできるようになると思う。


〔過敏状態〕 … 試験時に他人が鉛筆で筆記する音が気になるなど、環境刺激が通常より強く感じる。脳疲労などの生体を防御するための症状だと考えられる
〔処理速度低下〕 … 脳疲労がたまると、脳の情報処理疲労が起こり複雑な計算や思考ができなくなることがある。単純作業しかできず、深夜にだらだらと同じような話しをし続けていたりすることがあると思う。そのように、処理速度が低下すると長い時間を要してしまう。
〔覚醒〕 … 戦闘ゲームなどの強すぎる刺激に脳が酔うなど、強い刺激を後に引きずっているための集中力低下状態。
〔神経症〕 … 先端恐怖症や閉所恐怖症、高所恐怖症、対人恐怖症などの個体差による脳疲労。
〔パニック〕 … 状況に適切に対応できず危険性を感じるため、判断不能、行動不能に陥った状態。
〔感情の爆発〕 … 激怒するなど情報処理や感情処理が追い付いていない状態。(想定済みで余裕のある人や何度も経験した事態では普通激怒したり涙を流したりしない)
〔抑うつ状態〕 … 過剰な脳疲労が慢性的に続くことは、抑うつ状態となり、うつ病発症のリスクを高めると考えられる。(うつ病が過度になると、自殺の可能性が高まると考えられるため、このような状態に自分が陥らないように対処できるよう能力を高めるなど注意し、またそのような事態に陥る構成員をつくらない社会環境の形成を行っていく必要があると考えられる。)
など


(脳疲労そのものではないが参考として)
〔認識不能〕 … アラビア語を翻訳する前にアラビア語のアルファベットを学ぶ必要があるというような、現段階ではそのものを適切に認識できない状態。
〔意識不明〕 … 脳が活動しておらず、意識がもうろうとしているなど、脳疲労以外の原因によって物事を認識できない状態。
〔睡眠中〕 … 脳は睡眠状態にあり、外界の物事を認識していない。
など



■脳疲労回復法


 脳疲労状態に陥った際の対処として疲労回復を行う必要がある。脳疲労回復で本来のパフォーマンスに戻したい。基本的に脳のコンディションを整えることを中心に体調管理をしていくことだと思われる。
 
・脳の情報処理に必要な適度な糖分を摂取する
・脳疲労を回復するための休息時間をとる
・頭を使った後には昼寝をする
・脳疲労を回復させるだけの睡眠をする
・過刺激を減らした環境での休息をする
・気持ちをリフレッシュできることをする
・脳疲労の少ない趣味で時間を潰して回復するのを待つ
(趣味で利用した脳処理の規則性が学習時に役立つなどの相乗効果についてはここでは検討していない)
・適度な運動をする
・風呂に入って血行を良くする
・遠いところへ旅行に行き、ゆっくり休む
・身体的健康をつくる
・十分な睡眠をとる
・体調をベストコンディションに保ち、脳のキャパシティを向上させる
など


その他、マッサージをするなどの身体機能との連携で回復法は色々ある。